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State of Devs 2026:AI生成コードの割合は中央値63%、開発者5,463人調査

State of Devs 2026:AI生成コードの割合は中央値63%、開発者5,463人調査

開発者向け調査を手がける Devographics は、「State of Devs 2026」の結果を公開しました。回答期間は2026年7月5日から9月5日までで、回答者は5,463人です。今年は初めて、開発者にAIについての見解を尋ねました。自分が書くコードのうちAIが生成した割合は、中央値で63%でした。

調査の概要:回答期間と設問ごとの回答数

State of Devs 2026 の回答期間は2026年7月5日から9月5日まで、回答者は5,463人です。今年の総評は、Software Stewardship Lab の創設ディレクターで研究者の Miranda Heath 氏が執筆しました。

総評によると、今年は Devographics が初めて、開発者にAIについての見解を尋ねた年です。また、開発者のメンタルの状態を尋ねたのも今回の調査が初めてだとしています。

すべての回答者が全設問に答えたわけではなく、回答数は設問ごとに違います。AIセクションの主な設問の回答数は、AIが生成するコードの割合が4,846人、AIへの総合評価が4,866人、AIのリスクが4,849人、会社のAI方針が4,625人、メンタルへの影響が4,855人です。AIの今後についての自由記述には1,650人が回答しました。

自分が書くコードのうちAI生成の割合は中央値63%

「あなたが書くコードのうち、AIが生成したものはどのくらいの割合ですか」という設問には4,846人が回答し、中央値は63%でした。

選択肢ごとに見ると、最も多いのは「87.5%」の1,009人で、次が「75%」の879人です。ほかは「12.5%」が538人、「25%」が504人、「0」が455人、「50%」が394人、「62.5%」が368人、「37.5%」が229人で、残る1つの選択肢には470人が回答しました。

調査側はこの結果について、AIに抵抗する層が「あちこちに小さく存在するかもしれない」としつつ、2026年の中央値の開発者はしっかりAIの時代にいると書いています。そのうえで、コードのほとんどすべてをAIで書く開発者が、単独で最も大きな層になっているとしています。

AIへの評価は肯定49%・否定42%、懸念の1位は環境への影響

AIへの総合評価を「100%否定的」から「100%肯定的」までの9段階で尋ねた設問では、中央値が50%でした。総評は、AIの利用は非常に広がっている一方、評価は大きく二分され、肯定的な回答者が49%、否定的な回答者が42%だったとしています。9段階で最も多かったのは「Positive」の1,087人で、「100%否定的」は314人、「100%肯定的」は150人でした。

調査側は、AIへの評価がテック業界全体への感じ方を予測するだけでなく、政治的な立場などとも強く相関していると指摘しています。AIに肯定的な回答者ほど右寄りの傾向がありました。

AIのリスクとして最も懸念するものを最大4つまで選ぶ設問では、1位が「環境への影響」の2,664人、2位が「仕事の置き換え」の2,653人、3位が「AI slop takeover(低品質なAI生成物の氾濫)」の2,297人でした。以下、「認知への悪影響」2,191人、「軍事利用」1,992人、「セキュリティの問題」1,696人、「AIの使いすぎ」1,666人と続きます。「AGIへの到達」を選んだのは382人でした。調査側は、環境への影響への懸念も他の環境問題と同じく政治化しているようだとし、より左寄りと自認することと強く相関しているとしています。

会社のAI方針と、メンタルへの影響

会社のAI利用方針を尋ねた設問では、「会社はAI利用を推奨しているが、自分の使い方には影響しない」が2,421人で最多でした。「会社はAI利用を推奨しており、その結果、本来より多くAIを使っている」は1,402人、「会社はAIに中立」は656人、「会社はAI利用に否定的」は146人です。

調査側は、AIが開発者に実際に役立つかどうかとは別に、会社もAI利用を後押しする大きな役割を担っているとしています。そのうえで、ノルマやランキングのような施策を強引に進めすぎると、仕事の満足度や従業員のメンタルに悪影響が出ることがあると書いています。

「AIツールは全体として自分のメンタルに良い影響を与えた」という設問では、「強く同意しない」が1,023人、「同意しない」が1,189人、「どちらでもない」が1,534人、「同意する」が867人、「強く同意する」が242人でした。総評は、回答者の約半数がAIはメンタルに良い影響を与えていないと感じていると述べています。

調査側によると、メンタルへの悪影響を訴える回答は、テック業界全体に対する疲れや幻滅と相関していました。一方、良い影響があったと答えた人の間で最も多かった感情は「好奇心」でしたが、そのグループの中でも「圧倒されている」という感情は珍しくなかったとしています。

総評では、AIを使ったコーディングの心理的な影響についての理解はまだ発展途上だとしたうえで、初期の知見からは、プロンプトを打つことに依存性を感じる場合があること、AIへの強い依存が学習を損なう場合があること、エージェントを並列で動かすと「AI brainfry」と呼ばれる認知の過負荷の状態につながる場合があることが示唆されている、と紹介しています。

自由記述で最も多かったのは「開発者自身への影響」

AIの今後について自由に書く設問には1,650人が回答しました。調査側は、回答がおおむね「AIのリスクと影響」「AIの用途」「肯定的な立場」「否定的な立場」「中立的な立場」の5つに分かれたとしています。

最も多かった話題は「開発者自身への影響」の428件で、開発者が個人としてAIの影響をどう受けているかをまとめた分類です。続いて「反AIの意見」が403件で、AIバブルへの懸念や規制強化を求める声などが含まれます。3番目は「業界への影響」の337件で、AIの影響でテックのエコシステムが変わりつつあることへの懸念です。「AI肯定の意見」は302件、「中立の意見」は265件でした。

総評によると、よく出た話題には、AIを安全かつ分別をもって使う方法を考える必要があること、AIによって仕事のやりがいが減っていること、AIが経営層からの持続不可能な生産性の期待を生んでいることが含まれていました。

調査はAI以外にも、開発者が置かれた状況を尋ねています。回答者の半数近くが雇用の不安と不十分な賃金を経験し、4分の1がキャリアのどこかで解雇を経験していました。キャリアで燃え尽きを経験したと答えた開発者は62%で、昨年の調査と同じ割合です。テック業界への今の気持ちを最大4つまで選ぶ設問では、「疲れ果てている」が2,451人で最多、「幻滅している」2,165人、「好奇心がある」1,916人、「圧倒されている」1,868人、「不安」1,849人が続きました。

AIの利用は非常に広がっていた一方、AIへの見方は大きく二分され、回答者の49%が肯定的に、42%が否定的に感じていました。
原文: While AI use was extremely prevalent, views towards AI were heavily polarised, with 49% of respondents feeling positive towards it, and 42% feeling negative.
AIツールは私たちの生産性を上げるかもしれませんが、私たちを幸せにしているようには見えません。
原文: AI tools might make us more productive, but they don't seem to be making us happier.
ただし、このAIへの熱意には欠点もあります。ノルマやランキングのような施策を強引に進めすぎると、仕事の満足度や従業員のメンタルに悪影響が出ることがあります。
原文: But this AI enthusiasm is not without downsides: being too heavy-handed with measures such as quotas or leaderboards can have negative consequences on job happiness and employee mental state.

出典

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